サン・ラザール駅は、パリで最も古い鉄道の駅だ。1837年に開業した当時の活気は、モネが描いた画に今も見ることができる。(オルセー美術館)
そして、パリ万博の年1889年に、ノルマンディーの港から鉄道でパリ、サン・ラザールへやってくる世界各国の賓客を迎えるため、駅と同じ建築家によって併設して建てられたのがこのホテルだ。
当時は終着駅ホテル(Hôtel Terminus)の名で営業していたので、今もあちこちにHとTを組み合わせたイニシャルが残っている。
賑やかな駅前通りに面した入口を入ると、3フロア分吹き抜けの高い天井、巨大なシャンデリア、大理石の輝く床、の迫力に圧倒される。ホテル創業年の万博で、エッフェル塔を発表したエッフェル建築事務所が設計したこのエントランスは、歴史的建造物に指定されている。
部屋は、使い込まれた古い木製の家具と深緑と渋い赤を基調にしたシックな花柄モチーフの内装。照明も落としてあって、とても落ち着いた雰囲気だ。日本茶のティーバッグを添えた湯沸しポットが置いてあり、セーフティ・ボックスには日本語の説明書がついているのもありがたい(無料)。インターネットの接続(Wi-Fi 24時間 / 20ユーロ)も各部屋完備。
バスルームのタオルはふかふかでアメニティはとてもいい香りのアニック・グータルのもの。
レストランの予約などの相談を受ける年配のコンシエルジュも親切で貫禄があり、ここの雰囲気にぴったりあっている。場所的にも、オペラ座もデパートも徒歩で行ける立地、鉄道もメトロの駅も目の前にあるので移動にも便利。
駅前のパッサージュ・デュ・アーヴル(Passage du Havre)というショッピング・モールの中には、CD&書店のフナックや、ロクシタン、セフォラなど地元のフランス人が来るカジュアルな店が軒を連ね賑わっているが、このホテルに一歩入ると、そんな外の現実を忘れさせる空気が漂っている。
古きよき時代のヨーロッパ上流階級の“旅”のエスプリ、品格が今も感じられる、パリならではのホテルだ。
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| パリ通信の評価 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 |
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| スタッフ | ★ | ★ | ★ | ★ | |
| 雰囲気 | ★ | ★ | ★ | ★ | ★ |
| 客室・ベッド | ★ | ★ | ★ | ★ | |
| 立地・アクセス | ★ | ★ | ★ | ★ | |
| ホテル設備 | ★ | ★ | ★ | ★ | |
| 朝食 | ★ | ★ | ★ | ★ |
●ホテル案内に関しては2007年6月1日現在、得られた情報を基に掲載しています。
●改修工事、レストラン名、ホテルの付帯サービス内容、有料サービスの料金等は予告無く変更となる場合がございます。
●客室からの眺望に関してはホテルの立地状況、創業年数、周囲の環境の変化、ご利用階数などにより変更となる場合がございます。



