※ツアーは催行会社により内容が異なることがあります。料金、催行日等詳細はご予約時にご確認ください。
19:30~20:00 開場、席へ案内
20:00~21:45 食事(この間、歌やマジックのショーがある)
21:45 ドリンクのみテーブルに残し、ショーの開始
23:15 ショー終了
23:15~02:00 DJがディスコ音楽をスタート、客席前方はダンスフロアになる
モンパルナスのゲテ通り(rue de la Gaité)は、昔から小さなシアターが並ぶ劇場通りだった。ボビノという店名は、1873年にここにあった大衆酒場で人気のあったマジシャンの名から来ている。戦後はミュージック・ホールとして、ピアフやグレコ、ブラッサンスも舞台に上がったという由緒ある場所。数年前にここのオーナーとなったジェラール・ルーヴァンは、フランスのショービジネス業界の大御所。ミュージカルのショー、一世を風靡したシャンゼリゼのクラブ“エトワール”、クロード・フランソワら超人気歌手、フランス人なら誰でも知っているテレビの人気番組等などのプロデュースを次々と手がけてきた。氏はこの歴史あるホールを改装し、「今までのパリにはなかったナイトスポット」をつくることを決めた。つまり、ガストロノミックな食事、スペクタクル、バーとして楽しめる洗練されたラウンジ、ショーが終わっても帰らずに踊れるクラブ、これらが全て一箇所で完結しているキャバレー・ラウンジ・クラブだ。
ショーが始まるまでは、クラブ風のエレクトロな音楽がガンガンに流れ、白い椅子と真っ黒いテーブルが落とした照明に映え、先端を行くラウンジの雰囲気。モード業界の貸切パーティによく使われるのも、よくわかる。
食事は、アントレ・メイン・デザートにワインとミネラル・ウォーター、カフェがつくフルコースで、グラスに盛られたフォアグラやストローで飲むガスパッチョなど、とてもおしゃれなコンテンポラリー・フレンチ。テーブルとテーブルの間隔も広く取ってあるので落ち着いて食事ができ、サービス係もレストランのように丁寧だ。食事の間も、音楽だけでなくマジシャンやコスプレのダンサー達がテーブルをまわって、雰囲気を盛り上げる。
スペクタクルは、伝統的なショーを2007年業界風に演出するとこうなります、という新しいスタイル。アフリカ風の衣装を着たダンサー達のすごいスピードのモダンダンスで幕を開けてから、フラメンコ、タンゴ、ヒップホップ、クラッシック・バレエなどあらゆるジャンルのダンスのショーが、マジックやコミックを交えて次々と繰り広げられてゆく。クラッシック・バレエなども振り付けは本気だけれどストーリーはギャグ(王子がお姫様のもとへ行くと、実はドラッグ・クイーン・・・)、なぜか、マイケル・ジャクソン(もどき)が大真面目にあのスリラーを踊りだしたり、ヴィレッジ・ピープルのイン・ザ・ネイヴィの歌に合わせて、男性ダンサーのストリップ・ショーもどきがあったり、例を挙げ出したらきりがないパロディの応酬。大真面目な本家にちょっと笑いでつっこむ、この微妙な感覚はとてもフランス的で、客席は大いに盛り上がる。(途中のコミック・ショーも、フランスの有名人の言動のパロディが多いので、少し外国人にはわかりにくいかもしれない。)笑わせながらもダンスのレベルは一流で、見ている観客を飽きさせない。
伝統的なショーは、今のフランス人のセンスとはややずれてきてしまっているということを、コミカルに味付けして、自然体で楽しんでいる感じだ。レストラン並みのおいしい食事、本物志向なラウンジ・バーの雰囲気、女性も胸なんて出さずに普通のストリート・ファッションで踊る、今風のかっこいいダンスとコミックのショー。これらは、地元のフランス人客を、真正面から顧客の対象にしている現われだ。ノスタルジックとは一味違う、2007年のフランス人が期待するスペクタクルを楽しみたければ、ここボビノは、パリで唯一の場所だ。
*帰りのタクシーは、ボビノのあるゲテ通りではつかまえにくいので、モンパルナス駅またはメリディアン・モンパルナス・ホテル前のタクシー乗り場まで歩くとよい。
※ツアーは催行会社により内容が異なることがあります。
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